事務系独身アラサーが親知らずを 抜く

事務系独身アラサーが親知らずを4本抜く話です。

親知らずと歯科医院

歯科医院予約当日。

7年ぶりの歯医者は

7年前とさほど外観も内観も変わっていなかった。

受付の人がダンディなおじ様に変わっていただけだった。

 

寺尾 聰がタイプだ。

受付の人は陣内孝則寄りだった。

 

受付を済ませ

少し待っていると名前を呼ばれたので

7年ぶりの診察台へと座った。

 

椅子が動き

あおむけの状態になって

あのカーブミラーのようなものを口に入れられて

7年ぶりの検査を受けた。

 

あおむけで検査を受けているとき

ライトが眩しいなあ

天井の蛍光灯照明

カバーが均一に縦に並んでて歯みたいだなと思った。

 

レントゲンも撮った。

「診察代高くなりますけど大丈夫ですか」

とわざわざ検査にかかる費用まで教えてくれた。

 

そんなにみすぼらしく見えたのだろうか。

もしくは過去に

「検査だけなのにこんなに治療費がかかるなんておかしい」

と同じような年代の人に言われたことがあるのだろうか

と根拠のない妄想をしながら診察代については承諾した。

 

歯科医院は変わっていないと言ったが

レントゲンの機械は大きく変わっていた。

 

7年前のレントゲンの記憶は

レントゲンの機械に付属した椅子に座らされ

消しゴムのようなものを歯に噛ませて

右と左に写真のようにレントゲンを撮っていた記憶だ。

 

今回のレントゲンも座り

脱脂綿をかませられるまでは同じだが

撮影方法が全く違っていた。