事務系独身アラサーが親知らずを 抜く

事務系独身アラサーが親知らずを4本抜く話です。

親知らずと問い合わせ

定期検診から約半年。

 

国内旅行を考えていたのだが

なんとなく行く気がなくなり

旅行の予定をキャンセルした。

 

しかし休みの予定は残ったままなので

この連休をどう使おうかと考えた。

 

そうだ 親知らず抜こう。

 

しかし連休まで残り3週間しかない。

予定が合わず連休に抜けないかもしれない。

 

思い立ったが吉日。

 

紹介状をもらう手順が分からなかったので

歯科医院に電話しようとしたが

思い立った時が仕事の休憩中だった為

仕事終わりに直接歯科医院に行くことにした。

 

完全予約制の医院なので

もし予約が必要となったら別日を予約すればいいやと思った。

 

仕事終わりに歯科医院に行ってまず驚いたのが

受付のダンディなおじ様がいなくなっていたことだ。

 

おじさまの代わりに受付にいたのは

60歳は越えているであろうおじい様だった。

 

昨今60歳でも若々しい方はいらっしゃるので

もしかしたら70代かもしれない。

 

目の保養がいなくなった。

 

ともあれ受付のおじい様に

紹介状の発行の仕方を聞くことにした。

 

あの

親知らずを抜こうと思ってて

紹介状をもらいたいんですけど

どうしたらいいんですかね。

 

アラサーとは思えない言葉づかいである。

 

おじい様はとりあえず診察券を受け取った。

 

「ちょっと待ってね」

 

「待ってね」の言い方がかわいい。

 

おじい様はおそらく予約票をぺらぺらとめくっており

予約じゃなくて問い合わせに来たことを告げようと思ったら

受付の奥から医師が現れた。

 

どうされましたかと聞かれたので

おじい様に言った内容をそのまま話したら

 

「紹介状ねハイハイ。

 カルテ持ってきてくれますか。」

 

とてきぱきとおじい様に指示をして説明に入ってくれた。

 

おじい様は天下り的な何かなのだろうか。