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事務系独身アラサーが親知らずを 抜く

事務系独身アラサーが親知らずを4本抜く話です。

親知らずと絶食

小説を3分の2ほど読み進めた頃

同じ病室の患者さんに昼食が運ばれてきた。

 

お腹空いた。

 

でも食べても飲んでもいけない。

11時までは談話室にあった煎茶をガブガブ飲んでいたが

今は12時なので

もう何も口にすることはできない。

 

病院食のかすかないい匂いを紛らわすべく

一心不乱に小説を読んだ。

 

昼食タイムが始まってから少したった頃に

看護師さんが新しい点滴を持ってやってきた。

 

「具合どうですか?痛くないですか?」

 

お腹空きました。

 

「ですよねー。

 晩ご飯は食べられると思うので

 それまでもうちょっとの我慢ですよ。」

 

今12時。

夕食18時。

6時間は果たしてちょっとなのだろうか。

 

「これから点滴増やしますけど

 その前に体温測りましょうね。」

 

きた体温。

 

前回と同様脇に体温計を挟んだが

また微熱になるのではないかと不安だった。

 

音が鳴って液晶を見てみると

36.3度。

 

「うん大丈夫ですねー。」

 

緊張を和らげる点滴すげえ。

 

「問題ないようなので

 麻酔が効きやすくなる点滴入れますね。

 これで点滴は最後になります。

 この点滴入れるとふらふらするかもしれないので

 先にトイレ行っときますか?」

 

トイレは昼食の時間の少し前に行ったので大丈夫だった。

 

「じゃあ点滴入れてきますね。」

 

点滴のバイパス部分に一つまた点滴が加わった。

 

バイパスというよりジャンクションだな。