事務系独身アラサーが親知らずを 抜く

事務系独身アラサーが親知らずを4本抜く話です。

親知らずとタバコ

「じゃあ診察室に案内しますねー。」

 

そういわれて病室から出ると

隣の病室から

男性が2名出てきた。

 

あんまり患者っぽくなかったから

もしかしたら同じように

歯の手術で1泊入院した人なのかもしれない。

 

とにかくカップ付きインナーにしておいてよかった。

 

まさか知らない男性と話をすることはないとはいえ

同じ診察室に向かうことになるとは思わなかった。

 

診察に行くときは指定を受けない以上は

下着つけててもいいと思った。

 

入院時の案内の時に説明された通り

ナースステーションの奥にある診察室に案内された。

 

一人ずつ診察室に入るので

まず男性の一人が診察室に入って

自分ともう一人の男性は診察室の外で

ちゃっちい椅子に座って待つことになった。

 

待っている間ナースステーションで

申し送りをしている声が聞こえてきた。

 

何故診察室がナースステーションの中にあるのか分からないが

まぁ問題ないんだから問題ないんだろう。

 

診察室の中はカーテンで区切られていたので

少しだけ中の様子を見ることができた。

 

歯科医院のような診察台が2台ある以外

何もない部屋のようだった。

 

医師や看護師が5人ぐらい患者の周りを囲っていて

「目が覚めたか人間よ」

みたいなシーンを目撃しているかのようだった。

 

あとタバコあんま吸わないように言われていた。

 

歯科医師にとってタバコはやはり敵でありライバルなのだろうか。

 

でも歯科医師は割とタバコ吸っているイメージもある。

 

矛盾。

 

そうこうしているうちに名前が呼ばれたので

診察室に入って診察台に上がった。

 

担当するのは指揮者似の先生ではなく

女性の医師だった。