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事務系独身アラサーが親知らずを 抜く

事務系独身アラサーが親知らずを4本抜く話です。

親知らずと診察

紹介状と予約票と保険証を渡すと

 

「じゃあまたその番号で呼ぶのでお待ちください。」

 

となったので待合席で待つことにした。

 

受付の人も診察を受けようとする人もわさわさ動いていて

何とも奇妙な光景のように思えてきた。

 

みんな病気を治したい気持ちできている中

痛くないうちに親知らずを抜きたい

面白そうだから入院もしてみたい

そんなちんけな気持ちで総合病院に来ているのが

恥ずかしく思えてきた。

 

受付の人が近くにきて案内をしてくれた。

 

「エスカレーターで2階に上がって

 口腔外科の受付でカルテを渡してください。」

 

とりあえず言われるがままにエスカレーターに乗り

口腔外科に行ってみた。

 

受付でカルテを渡し

診察室の前で待つようにと言われたので

おとなしく待つことにした。

 

すでに数人が診察室の前で待っている状態で

番号を呼ぶ掲示板には受付開始直後だというのに

 

「診察状況によって遅れが出る可能性があります」

 

と表示が出ていた。

 

とりあえずまったり待っていると

何人かの人が掲示板で呼ばれて診察室に入っていった。

 

早めに来たつもりだったのに

やはり再診の人を優先するのだろうかと思っていたら

待ち始めてから5分ほどで

診察を受ける番が来た。

 

助手のような医師に呼ばれて診察室に入っていくと

入った真横でおじさんが歯の治療を受けている真っ最中だった。

 

おじさんの口の中丸見えだった。

 

総合病院に部屋はあれどカーテンはないのか。

 

少し奥に入ったところで

威厳のある医師がいた。

 

指揮者の小澤さんをもっと筋肉質にした感じ。

 

医師の前に座ったのだが

医師はこちらの様子を見ることなく

パソコンに映し出されたレントゲン写真を見ながら話しだした。

 

「レントゲンは1年以上前のものだから撮って

 あと病気持ってないか採血して調べるからね。」

 

この医師は歯と会話しているんだろうか。

 

手術の副作用の危険性に関する紙を渡されて

また診察室の前で待つように言われた。

 

診察室にいた時間は1分もなかった。

 

なんというサクサク感。

さすがに何人もの患者を毎日見なきゃいけないだけあるな。

 

総合病院の医師になるほどの天才は

コミュ障なのだろうか。

 

ぼんやりと妄想を繰り広げていたら

口腔外科の受付に呼ばれた。