事務系独身アラサーが親知らずを 抜く

事務系独身アラサーが親知らずを4本抜く話です。

親知らずと術後予定

「点滴が始まってからは手術まで特に何もありませんが

 昼食は食べれません。

 飲み物も11時以降はとらないようにしてください。」

 

アイアムマム。

 

「手術着に着替える前に

 このイソジンでうがいしといた方が良いですね。」

 

500ccくらいの入れ物に

イソジンが入っている。

 

最近キャラクターがカバさんじゃなくなったらしいから悲しい。

 

「病室に戻ったらまずうがいしてください。

 その後着替えてもらって

 点滴を打ちますね。

 そして13時に手術となります。

 次に手術について説明しますね。」

 

おお。

ついに本題である。

 

「眠くなる麻酔と部分麻酔を使います。」

 

これって全身麻酔じゃないんですか。

 

全身麻酔ではないです。」

 

なんだと。

 

さんざん職場の人や親に

全身麻酔するよ!とふれ回ってしまったのに

とんだピエロである。

 

しかしそんなことはどうでもよく

ナースの説明は続く。

 

「帰りは車いすに乗って病室に帰ります。

 なので治療室に行くときも車いすですね。

 点滴の効果でふらふらするかもしれないので。」

 

治療室?

 

手術室で親知らずを抜くんじゃないのか。

 

口腔外科専用の手術室のことを

治療室と呼んでいるのか?

 

まああまり関係ないので質問しないでおいた。

 

「手術後ガーゼを血が止まるまで噛んでいただきます。

 麻酔が効いて眠たいですけど

 ガーゼを飲み込まないようにしてくださいね。」

 

ってことは麻酔がきいて眠くても

寝ちゃだめってことですか?

 

「いやそういうわけでは…

 実際みんな寝てますからねぇ。」

 

寝てるんかい。

 

「ただガーゼが喉につまらないように

 ベッドは頭を高くさせていただきます。」

 

おうよ。