事務系独身アラサーが親知らずを 抜く

事務系独身アラサーが親知らずを4本抜く話です。

親知らずと連休

連休中はとにかくルーティーン生活を送った。

 

まずご飯を食べる。

おもに豆腐とゼリー。

 

一度コンビニで買ったパンを食べたが

傷口がびきぃって言ったのですぐやめた。

 

噛みしめる系は柔らかくても基本アウト。

 

高野豆腐が食事に仲間入りした。

 

食事後は薬を飲んですぐに歯磨き。

 

歯磨きは傷口に歯ブラシを当てないように細心の注意を払った。

 

一度傷口に歯ブラシのヘッドがガッと当たり

痛みに悶絶して痛み止めを飲んだ。

それでも痛すぎて一食抜いた。

 

イソジンは慣れたので日常の1つとなった。

 

ただ毎回洗い流さないと変な跡が洗面台に付くので

それだけが面倒。

 

外出はある程度していたが

外食ができないので本当に買い物して帰るだけだった。

 

ガムも買えないの辛し。

 

食費の節約になる!

とポジティブシンキングしようとしたが

すでに治療費で4万かかっている時点で

意味のないポジシンだった。

 

あと顔の腫れ。

 

手術した日と退院した日は腫れがあまりなかったが

退院した次の日には

起きたら顔がホームベースになっていた。

 

なんか腫れぼったい。

 

ホームベース状態が3日続いたので

連休を取って心から良かったと思った。

 

外出するときはマスク必須。

 

あとしゃべりにくいし食べにくい。

 

痛みはほとんどないが

今ある歯を傷口に当てないようにしなければいけないので

早口にできないし

むっしゃむっしゃご飯を食べることができない。

 

基本おちょぼ口でいる感じ。

 

あと横向きに寝れない。

 

基本的に横向きになってうずくまって寝るのだが

頬の内側に糸が当たって口内炎を起こすので

仰向きで寝ざるを得なかった。

 

抜糸するまで熟睡できなかったよ。

 

仰向けに寝ると腰が痛くなるの何とかしたい。

腹筋と背筋がないから腰痛になるらしいけど

激しい運動しちゃダメって言われてる中で

どうしろというんだいサザエ。

 

 

親知らずと退院

給付金請求をする保険会社は2社あるが

とりあえず最初から請求する予定だったスヌーピーの保険に出すことにした。

 

郵便の保険はいまいち保障内容を覚えていないし

診断書コピーが使えるならそれでいいかなと思ったので

とりあえず診断書は1枚だけもらうことにした。

 

必要事項を書いて

申請用紙を各種証明受付に出した。

 

「本人確認書類はございますか?」

 

診断書作るのに本人確認が必要なのね。

まあ他人が作って悪用される可能性があるからな。

 

おとなしく免許証を提示した。

10年ほどペーパードライバーだ。

無駄にゴールドだ。

 

「はいありがとうございます。

 診断書ができるのは2週間後ぐらいかかるのでその時取りに来てください。」

 

割と時間がかかるんだな。

 

「その時に診断書料の支払いをお願いします。

 今日出したのと同じ本人確認書類をお持ちください。

 ではお大事にー。」

 

これでやっと病院の外に出ることができた。

 

娑婆の空気は最高だぜーとはならなかった。

だって昨日もこの空気吸ったし。

 

歩いて病院まで来たので

帰りも歩いて帰ろうかなと思ったが

家に帰っても冷蔵庫に何もないので

バスで近所のスーパーまで行くことにした。

 

歩いて血行が良くなって歯が痛んだらやだし。

 

スーパーについたは良いものの

何を食べていいんだろうか。

 

かたいものはダメとは聞いた。

 

なので勝手にてんぷらやフライ系も禁止にすることにした。

とがってるから傷口に刺さると痛そうだし。

 

あと病院食のメニュー表に

「鶏肉禁止」

と書いてあったので

鶏肉も禁止にすることにした。

 

ちなみに6連休を取ってしまっているので

あと4日と半日暇である。

 

その分の食糧を全部買っといた方がいい。

 

ということでこの時に買ったのが

 

豆腐とゼリー。

 

一挙大量購入。

 

これで徐々に固いもの食べていけばいいべ。

 

大量の豆腐とゼリーを抱えて家路についた。

 

帰ってすぐにとりあえず寝た。

家の布団素晴らしい。

 

 

親知らずと治療費

請求書をちらりと見たら治療費が載っていた。

 

約4万。

 

安いのか高いのか微妙なニュアンス。

まあ妥当というところだろう。

 

全ての書類がそろったので

病室を後にすることにした。

 

ありがとうベッド。

快適な寝心地だった。

 

ありがとう同じ病室の人。

手術控えている人頑張ってくれ。

 

ありがとうトイレ。

広かった。

 

ありがとう洗面台。

イソジンを洗い流すのに苦労した。

 

ありがとう談話室。

煎茶おいしかった。

 

ありがとうナースステーション。

誰もいなかった。

 

来た道と逆の道をたどり

エレベーターで1階に下り

1日ぶりの受付に到着した。

 

会計の人から会計受付の方に行けと言われたので

会計受付で請求書を出したら

 

「それはもう処理が終わっているので

 隣の精算受付に行ってください。」

 

とぶっきらぼうに言われた。

 

じゃあ初めから精算受付に行けって言わんかい。

 

なんとなくそのまま精算受付に行きたくなかったので

受付のすぐ近くのATMに寄って

治療費と同等額をおろした。

 

精算受付に行って治療費を現金で支払った。

 

めっちゃ長い治療明細と治療費明細をもらった。

 

「お大事にー。」

 

と言われたので

そういえば保険会社に給付金請求するんだなと思い出して

診断書ってどうやってもらえますかと聞いてみた。

 

「えっとそこにある紙に必要事項を書いて

 あっちの各種証明受付で渡してください。」

 

と分かりやすく説明してくれた。

会計受付の人との差はなんなんだ。

 

診断書請求用紙には

どこの科を受けたか

どの保険会社に出すか

どの期間の入院or手術or通院を証明するか

など事細かに記入しなければならなかった。

 

これ親知らずぐらいだったらすぐ書けるけど

重病の人が書くのきついんじゃないか?

 

深くは気にしないでおこう。